Ticket to Ride(チケット・トゥ・ライド:乗車券)のレビューとプチ攻略 – iOSボードゲームアプリ

投稿者: | 2016-11-06

Ticket to Ride(チケット・トゥ・ライド:乗車券)は、与えられた目的地同士の路線を電車コマをつかって繋ぎ、得点を競うボードゲームのiOS版です。チケット・トゥ・ライドは世界的に大ヒットしている定番のボードゲームです。日本では乗車券というタイトルで販売されていたこともありました。

制作は、Days Of Wonderという会社で、もともと作っていたボードゲームをアプリ化したもの。オンライン対戦対応で、かなりマッチングもしやすいですし、活発に対戦の部屋が作られています。もちろんオフラインで対戦もできます。
チケット・トゥ・ライドはかなりの人気シリーズで、いろいろな地域のマップが出ています。アプリでは、アメリカマップ、スイスマップ、ヨーロッパマップ、アジアマップなどがあります。
個人的にもかなりおすすめのボードゲームです。最近は、そこまでプレイしてませんが、一時期はめちゃくちゃハマっていました。PC版やXbox版などもリリースされています。1〜5人で遊べるのも良いところです。

ボードゲーム版と比べて良い点は、計算などをiPadがやってくれるので楽なところです。オンライン対戦もありますし、チュートリアルもあるので初心者でもプレイしやすいのが特徴。グラフィックも忠実に再現されています。オンライン対戦をするなら、かなりオススメのアプリです。家族で遊ぶなら通常のボードゲーム版を購入するのも良いかなと思います。
最初電車を置くのがちょっとわかりにくいところがありますが、チケットの左上のスコープカーソルを合わせて配置します。私はチケット・トゥ・ライドの実物も持っていますが、やはり持ち運びを考えると、iPhoneやiPadで遊べるのがとても便利だなあと思いました。
¥840
以前はiPhone・iPadが別アプリでしたが、現在は1つのアプリでどちらでも遊ぶことができるようになりました。

ボードゲーム版

ボードゲーム版は、それぞれのマップ毎に販売されています。また、拡張は別売りです。老若男女誰でも遊べて、家族でもプレイできて、友達とワイワイ楽しめるゲームでもあります♪
ボードゲーム会でもプレイされることが多いです。私的にはヨーロッパマップが好きです(^o^)

プチ攻略メモ

私の個人的にしているTicket to Ride(チケット・トゥ・ライド:乗車券)の攻略法について紹介します。初心者向けのプチ攻略メモです。シリーズ全体に言える内容ですが、マップによっては、変わる場合もあります。

長い距離の路線を確保

チケット・トゥ・ライドもっとも大切なことは、点数をいっぱい取ることです。そうなると、必然的に「点数を効率良く稼ぐ方法は何か?」ということになります。
点数を効率的に稼ぐには、長い距離の路線を確保するのが一番です。点数をみるとわかるのですが、路線が長くなるに従って点数の効率が上がっていきます。目的地をつなぐことも重要なのですが、点数の比率を考えると、路線を確保する方が安定的に点数が稼げます。

列車カードの取り方

長い距離の路線を引くには、同じ色の列車カードが必要です。つまり、手札の列車カードの色が揃うように場から列車カードを取ることが勝利への近道になります。
でもでもでもでも、レインボーも欲しいですよね♪ ということで、私の場合ですが1枚は山札から、もう1枚は場から手札にある列車カードと同じ色の列車カードを取るようにしています。レインボーの引きは運のところがありますが、どんなに運が悪くても1、2枚は手に入ると思います。

一筆書きよりも長い距離を確保

多くの方がそうだと思うのですが、目的を一筆書きでつなぐルートを考えると思います。うまくルートができれば最高ですが、難しければ最短ルートでつないで、長い距離の路線をひたすら確保するのがおすすめです。
必ず勝てるわけではありませんが、取得する得点が常に安定するようになります。結果として勝率も上がると思います。ボードゲームは運も大切ですが、運だけでは勝ち続けることができません。そこにうまく戦略を組み合わせることで、勝利につながるかなと思います。
なかなか勝てない方は、是非一度試してみてくださいねv(^o^)

区間確保の優先順位

その時によって変わることがありますが、基本的には、その都市から伸びている路線の数が少ないところから確保していくのがおすすめです。プレーヤーが2人のときにはそこまで意識しなくても良いのですが、プレーヤーが増えるとあっという間に路線が埋まっていきます。
例えばアメリカ(USA)マップの場合には、ラスベガス(Las Vegas)は注意が必要です。2つしか路線が伸びていません。ここを通そうと思うプレーヤーがいたら、その時点で埋まってしまいます。

他にもバンクーバー(Vancouver)とボストン(Boston)に注意したいところです。

マップ プチ攻略

それぞのれマップで私が意識していることなどを書いておきます。

アメリカ(USA)マップ

アメリカ(USA)マップは、一番基本的なマップです。このマップでは、早めに押さえておきたいところがあります。それが、Nashville(ナッシュビル)とAtlanta(アトランタ)の間、Houston(ヒューストン)とNew Orleans(ニューオーリンズ)の間の路線です。

この2つのポイントを通して目的地を繋ぎたいと思った場合には、早めに押さえておくことをおすすめします。というのも、このポイントを取られてしまうと、必ず大回りしなくてはいけなくなるからです。また、1人しか確保できないので、早い者勝ちになります。
逆に言えば、目的地カードを選ぶとき、このポイントを通るのが必須になるような取り方は、あまり良くない可能性があります。自分が1番手の場合は問題ないのですが、相手よりも後の場合には、他のプレーヤーに取られてしまう可能性があるからです。オンラインプレイをしていると必要なくても、この地点を先に確保してくるプレーヤーがいるほどです。
ただし、相手を邪魔するためにこのポイントを取るのはあまりおすすめしません。確保しても1点ですので、全体のポイント争いに影響が少なく、自分の手を1手失ってしまうからです。相手がどうしても必要だった場合は有効的ではありますが、他のプレーヤーどの目的地をつなごうとしているかわからない状態なので、リスクが高いからです。また、自分が必要な場合には、1ターン目で確保するのをおすすめします。

ヨーロッパマップ

マップの特徴

ヨーロッパマップは、目的地カードが長いもの(得点が高い)と短いもの(得点が低い)があります。また、自分以外の人が確保した路線を自分の路線として使える駅舎というシステムがあります。

チケットを使って路線を確保する場合に、レインボーカード(Locomotive)が必要なフェリー(海路)があります。加えて、トンネルという厄介なルールもあります。トンネルの路線を確保するのには通常と同じ枚数のカードが必要です。確保する時に、山札からカードを3枚めくり、確保しようとした路線と同じ色のカードが出てきたら、追加でカードが必要になります。

またゲーム終了時にロンゲスト(最も長く路線をつなげた人)に点数が入ります。駅舎も点数になるので注意してください。

攻略(注意点)

目的地カードで注意したいのは、EDINBURGH(エディンバラ)とKOBENHAVN(コペンハーゲン)です。

EDINBURGH(エディンバラ)は目的地につながる路線が1つしかありません。2人でプレイするときは、どちらか一方しかこの路線を確保できませんので、自分が目的地カードを持っていたらすぐに確保することをおすすめします。

次がKOBENHAVN(コペンハーゲン)です。こちらは、2つ路線がありますが、上に抜けるルートは長いトンネルの路線になっています。このトンネルは最大得点でもあるので、他のプレイヤーも狙っています。うまく確保できれば良いですが、カードを集めるのが大変です。また、目的地カードにも寄りますが、上の路線になると、かなり大回りになってしまう場合があります。目的地をつなぐ前にゲームが終了する可能性もあるので、柔軟に対応する必要があります。

ヨーロッパマップは、アメリカマップに比べると迂回ルートが結構ありますので、できる限りロンゲストは狙っていきたいところです。あとはプチ攻略メモの基本に従えば、勝てる確率はかなり上がると思います。