ゲームで遊ぶのって楽しいですよね(*´ω`*) プレイしていると、自分でもゲームを作ってみたいなーって思うことがあります。でも、実際にゲームを作るとなると、プログラミングを知らないとできなかったり、専門的な知識が必要だったりする印象があります。
しかし、最近では開発ツールが充実してきているので、複雑なプログラミングをしなくてもゲームが作れる環境が整ってきました。
また、プログラミングしなくてもゲームを作れてしまうツール(ツクール系など)もありますので、昔に比べると誰でもゲームを作れる時代になっています。そんな最近のゲームの作り方について、まとめてみました。
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ゲームの作り方の種類
ケームの作り方の種類は、大きく3種類に分けられます。
- ツクール系(スマホアプリ、Web、専用ソフトなど)
- 開発ツール系(Unity、Unreal Engineなど)
- プログラミング言語(Java、Pythonなど)
それぞれについて紹介します。
ツクール系
ツクール系とは、プログラミング言語を使わずにゲームを作ることができるソフトやサービスです。代表的なソフトを紹介します。
ツクールweb(RPGツクール)
ツクールWebは、RPGゲームを作るのに特化したサービスです。もともと、RPGツクールとしてリリースされていたもののWeb版。もちろん、RPGツクール自身も発売されています。
一番の特徴は、やはりプログラミング不要という点。歴史があるソフトウェアなので、初心者に優しい作りになっています。また、RPGを作る上で必要な部品をしっかり揃えていますので、すぐにオリジナルゲームが作れるのが特徴です。
RPGツクールはNintendo SwitchやPS4でも発売されているので、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回紹介するツクール系の中では、もっとも完成度が高いソフトです。というのも、RPGツクールで作成された盾の勇者の成り上がり Reive The AnimationがiOSやAndroidで発売されています。作り方を極めれば、商業ソフトとしても発売できるほどの出来栄えです。
プリシー(PLiCy)
プリシー(PLiCy)は、そもそもWebブラウザやスマートフォンにゲームを公開・共有できるサービスです。プリシー(PLiCy)に登録すると、プリシー(PLiCy)で自作ゲームを作るためのツールを利用することができます。
作れるゲームは、アクションゲーム、RPGゲーム、ノベルゲームです。マウスだけでサクサク作ることができます。実際にアクションゲームを作っている動画が公開されていますで、動画観てもらうのが一番わかりやすいと思います。
また、プリシー(PLiCy)は、他のゲーム制作ソフトで作ったゲームも公開できるのが特徴です。
アクションエディター4
アクションエディター4は、プログラミング不要で2Dアクションゲームを作ることができるソフトです。また、作り方を覚えていけば、アクションRPG、シューティングゲーム、パズルゲーム等も作ることができるのが特徴です。
アクションエディター4を公開しているサイト「おもしろゲーム神殿」では、アクションエディター4以外にも、シミュレーションRPGエディター2を公開しています。
LiveMaker(ライブメーカー)
LiveMakerは、アドベンチャーゲームを作ることができるツールです。残念ながら開発終了してしまっています。しかし、ソフトウェア自体は、ふりーむ!というサイトからダウンロードすることができます。
非常に人気のあったソフトウェアで、ソフトウェアが動作する環境があるのであれば、試してみるのも良いと思います。
開発ツール系
開発ツール系とは、多少のプログラミング知識でゲームを作ることができるツールのことです。ゲームエンジンやゲーム開発環境と言われることがあります。
Unity(ユニティ)
Unityは、ゲーム会社でも採用されているゲーム開発ツールです。最大の特徴は、PCゲーム、スマートフォン向けゲーム、Webブラウザゲームを同時に開発できる点です。
また、Unityでは、アセットという機能を使うことで、比較的プログラミングする量を減らして、ゲームを作ることができます。アセットの中には、サンプルゲームもありますので、それを改変してゲームを作ることも可能です。
実際の開発にあたっては、C#やJavaといったプログラミング言語の知識が必要です。
Unityは開発ツールの中で、もっともおすすめです。理由は以下の通りです。
- しっかりとしたチュートリアル
- 日本語ドキュメントの多さ
- 豊富なアセット
Unityのサイトにいけばわかりますが、ブロック崩しやシューティングゲームなどのチュートリアルがあります。
当然、Unityのサイトには、日本語のドキュメントやFAQがしっかり用意されています。また、Unityについての日本語書籍も豊富です。AmazonでUnityと検索すれば、かなりの書籍が発売されていることがわかります。
さらに、Unityによるゲーム開発に関する情報を公開している個人のブログも数多く、困ったらGoogleで検索することで、大概の問題は解決することができます。
アセットを入手できるAsset Storeには、有料と無料のものを合わせて56,826のアセットが公開されています(2019年12月現在)。ゲーム制作に必要な機能は、ほぼ揃っていると言えます。
Unreal Engine(アンリアルエンジン)
Unreal Engineは、エピックゲームズが開発された開発ツールで、Unityと同様にゲーム会社でも採用されているゲーム開発ツールです。そもそもは、Unrealというファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)ゲームで採用されたのが最初です。プログラミングは、C++やUnreal Scriptという独自のプログラミング言語で行います。
特に海外のゲームでの採用例が多いのが特徴です。実際にGears of War、レインボーシックス、バイオショックなど、メジャーなゲームに採用されています。
以前は日本語のドキュメントが少なかったのですが、記事を書いている2019年ではかなり日本語のドキュメントが揃ってきました。AmazonでUnreal Engineと検索すれば、書籍も複数発売されていることがわかります。
Unityで検索すると3万件ですが、Unreal Engineで検索すると230件ヒットします(2019年12月現在)。比べてみるとやはりUnityが圧倒的ですね。
ゲーム開発ツールとしては、かなりの実績がありますが、ある程度プログラミングについて知識が合ったほうが開発しやすいツールと言えます。また、日本語のドキュメントも多くはないので、英語のドキュメントに頼ることも多いと思います。
プログラミング言語
開発方法としては、Java、Pythonなどプログラミング言語を用いて、コードを書いていくというものです。しかし、プログラミング言語によるゲーム開発は、かなりハードルが高いです。
というのも、プログラミング言語単体はゲーム用のものではありません。それ自体では、ゲームを作るのに適していません。
Amazonなどで「プログラミング言語+ゲーム」で検索すれば、様々な書籍がヒットします。調べていくとわかりますが、様々なライブラリを使ってゲームを作ることになります。また、最終的にゲーム用の開発ツールを使うこともあります。
であれば、最初からゲーム開発ツールを使うことをおすすめします。
まとめ
カジュアルにサクッとゲームを作ってみたいなら、ツクール系が一番です。プログラミング言語を知らなくても作ることができるので、誰でも簡単にゲームを作ることができます。
多少本格的にゲームを作ってみたいなら、開発ツールです。書籍や日本語ドキュメントもあるので、簡単なゲームであれば、開発ツールを使うのがおすすめ。ただし、ツクール系レベルのゲームを作るには時間がかかります。
プログラミング言語によるゲーム開発は、ワタシ的にはあまりおすすめしません。
おすすめはUnity
ゲーム開発をするなら、今一番おすすめは、やっぱりUnityです。
本の数、検索したときのヒット数、日本語のドキュメント、Unity自体のチュートリアルの豊富さなど、ゲーム開発する時に必要な知識がしっかり揃っています。
複雑なゲームでなければ、そこまで高度なプログラミング知識は必要ありません。また、アセットを使うことで、簡単なゲームなら、意外とすぐに作ることができます。