現在というものがいかに重要かがすぐに分かることは、
幸福について (光文社古典新訳文庫)(Amazon)
めったにない。
ずっと後になってはじめて分かる。
ショーペンハウアー
特に若い頃は、時間というものが無限にあるように感じて、ぐうたらに過ごしてしまいました。
本当にもったいなかったなあって。
もっと勉強していれば良かったなって思いましたし、自分のための時間もちゃんと確保すべきだったと後悔しています。
ただ、それは若い時だけではなくて、歳をとっても一緒なんですよね。
今という時間は、すぐ過去になってしまい、もう取り戻すことができません。
それがずっと続いていて、今の行動が未来につながっているわけです。
だから、今の行動がとても大切だと最近は実感しています。
歳を取ると、どんどん能力が落ちていくのをヒシヒシと感じるので、若いときよりも今の時間を大切に感じるのかもしれません。
若い時って、こういう言葉を聞いても、その通りと理解したつもりになって、大体逆のことをしちゃうんですよね。
それはこれまでもずっと繰り返されていて、そしてこれからもずっと繰り返されていくんだろうなあって思います。
けれど、そういう助言を聞かずに、自身の信念に基づいて活動できるのも若い時だけだったりしますし、若さゆえの過ちもありますが、若さゆえのパワーもあって、それが壁をぶち壊す原動力になることもあります。
なので、一概に悪いとも言えないのかなって。
でも、ワタシは自分自身の人生を振り返ってみると、やっぱりもう少し自分のために時間を使った方が良かったかなって思っています。
ずっと仕事優先で、様々な経験をできたことはプラスではあるものの、仕事ができなくなってしまった時に、自分自身としての何かが何も無かったので。
かと言って、立ち止まる必要はないですし、現在の大切さ行動について逡巡する必要も、悩む必要も無いのかなって。
ワタシ的にはたまーに後ろを振り返ってみるぐらいがちょうどよい気がしています。