ほとんどの人は、
自由論 (光文社古典新訳文庫)(Amazon)
自分がその現実に直面し、
苦しい経験をして初めて、
教訓のほんとうの意味を知るのである。
ジョン・スチュアート・ミル
若い頃にこの言葉を読んだら、きっと苦しい経験をするような選択をする人間が愚かだと思っただろうなあって思います。
歳を重ねて自分の人生を振り返った時に、すごく身に沁みる言葉だなあって。
名言とかじゃなくても、両親や祖父母に言われた言葉や、とてもお世話になった会社の先輩に言われた言葉、友人の言葉の中にも、同じように感じる言葉がいくつもあります。
若い時はそんなことわかっているという指摘であっても、実際にそれらの指摘を受け入れることができなくて、結局失敗してしまうことがしばしばありました。
名言や格言なども含めて、生きていて他者と関わっていれば、様々な言葉と出会います。
そして、それをどう受け止めるかは、自分自身によるのかなって。
一番影響があるのは経験で、それが歳を重ねるということもでもあって、同じ言葉でも歳を重ねると意味がわかってくるんですよね。
理想的なのは若い頃から、そういった言葉を素直に受け止め、自分自身のこととして考えられればよいのですが、ワタシ自身のことを振り返ってみると、なかなか難しいのかなって思ったりもします。
だから、この言葉も伝わらない人には伝わらないのかもしれません。若い頃のワタシのように。
それでもこうやって言葉を残していくこと、伝えようとすることにワタシは意味があると最近は思っています。