誰もが一度は聞いたことがある5W1H。ワタシも何度も何度も耳にしましたし、何かあるごとに基本として立ち返ることがよくあります。
5W1Hとは、
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(誰が)
- Why(なぜ)
- What(何を)
- How(どのように)
のことです。
5W1Hを使いこなせているか?
今さら感満点ですが、実際に5W1Hを使いこなせているか?と言われると、うーん、ワタシ自身ちょっと自信ないかもって思いました。
例えば、5W1Hを
- When(いつ) 時間・過程軸
- Where(どこで) 空間・場所軸
- Who(誰が) 人物・関係軸
- Why(なぜ) 目的・理由軸
- What(何を) 事象・内容軸
- How(どのように) 手段・程度軸
というコンセプトで捉えているでしょうか?
正直、ワタシは、しっかりと捉えることができていませんでした。
ということで、改めて学ぶために「マンガでわかる! 5W1H思考」を読んでみました。
この「マンガでわかるシリーズ」は、とてもよく出来ています。まず、マンガで具体的な事例が紹介され、その後に詳しい解説が1つのセットになっていて、理解を深めやすい構成になっているからです。導入部がマンガなので、読み始めやすいのも特徴です。
説明にも使える5W1H
5W1Hというと、企画・提案・報告書などを作るときなどに使うイメージがありました。しかし、「マンガでわかる! 5W1H思考」の中で、ワタシが一番、勉強になったのは、人に何かを説明するときにも5W1Hが使えるという点です。
具体的には、説明のための「Why-What-How」という形で紹介されています。
Why(何のために:目的は〜)からは入って、What(何を:基本内容は〜)を話し、How(どのように:具体的には〜)という流れで相手に伝えるというもの。
本書では部下が上司に説明する際の例として書かれていますが、これって上司が部下に説明するときにも同じことが言えますよね。部下は上司の言いたいことを読み取れみたいな風潮があって、部下同士で「上司はxxということを考えているはずだ」みたいなことを議論している職場がありますが、まったくの無駄で、実は上司がしっかり説明してくれれば、そんなことは起きないですよね。つまり、そういう職場は上司の説明が下手と言えそうです
参考 → 仕事ができる人≠できるマネージャの理由@マンガでよくわかる 教える技術 Kindle読書 | Aoi Yuki Blog
説得にも使える5W1H
説明するときと同様に、相手を説得する場合にも5W1Hは使えます。それが、説得のための「Why-How」と3W(What、Who、When)です。
企画を例にすると、「なぜこの企画を行うのか?(Why)」を「なぜこの内容なのか?(What)」 、「なぜこのターゲットなのか?(Who)」、「なぜこの期間・この時期なのか?(When)」と深堀りしていくのに使います。Howは、「どのようにこの企画を行うのか?」から入り、「具体的にどうやるのか?」と深堀していきます。深堀りすることで、相手からの質問に答えやすくなり、結果、相手も納得してくれるということです。
この深堀りができていないと相手の質問に答えられず、相手は納得できず不信感をもってしまうということです。これは、先程も話しましたが、上司が部下に話すときもそうですね。上司が命令がちゃんと深堀りされていないので、うわべだけの言葉になり、部下が納得してくれないということです。
結構適当に使っていた5W1H
本書を読んで感じたのは、ワタシ自身が結構適当に5W1Hを使っていたなーって思いました。使うときは、抜け漏れが内容に、しっかりとマトリックスを作って、埋めることが大切だと思います。
また、何度も書いていますが、この5W1Hは上司側のツールとしても使えるなあという印象です。部下が納得してくれないとき、自分の説明を5W1Hで分解したとき、ちゃんと抜けもれなく伝えられているのか?というのは、とても大切だなあとワタシ自身改めて思いました。
昔から、ワタシ、教え上手と言われることが多いのですが、実際には簡潔に何かを説明するというよりも、相手からの疑問に全部答えていることが、教え上手と言われることに繋がっているのかもって思いました。
5W1H、改めて使っていこうと思います(*^^*)
著者:渡邉 光太郎