Amazon プライム・ビデオで映画「ロスト・バケーション」を観ました。これが、久々のサメ映画で大当たりかなーって思います(*´ω`*)
あらすじはこんな感じ。
亡き母が教えてくれた秘密のビーチ。医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)は休暇を利用し、ついにそのビーチを訪れる。母に先立たれた父と幼い妹の世話、医師となる為の勉強漬けの日々から解放されるナンシー。そんな彼女の最高の休暇が一転、恐怖に支配される。一匹の巨大な人喰いサメが彼女に襲いかかった―。脚を負傷し、大量に出血しながらも、無我夢中で近くの岩場に泳ぎ着いたナンシーは、自分が絶望的状況に追い込まれたことを知る。生存へのリミットが刻一刻と迫る中、彼女が選んだ究極の決断とは―。
ロスト・バケーション
トレーラー
特別映像
ジョーズから生まれたサメ映画というジャンル。B級、C級映画が多く、逆にそこがサメ映画の良さでもありますよね。B級、C級のノリを全面に押し出してヒットしたのが、「シャークネード」かなーって思います。
逆に本格的というか、モンスターパニックムービーとして完成度が高い映画がディープ・ブルーという感じ。
本作ロスト・バケーションは、後者の作品になります。サメの強さと映像のみせ方が上手です。
以下ネタバレあり。
サメ映画というと、基本的に複数の人が襲われるモンスターパニックムービーであることがほとんどです。わかりやすく言えば、誰が生き残るのか?という感じ。
本作はそれとは逆をいく映画で、主人公がいかに生き残るのか?がメインになっています。これはサメ映画では結構珍しい設定。そのため主人公が医学生という設定になっていて、自分で噛まれた足を縫合したりします。主人公の強さを裏付ける設定かなって思います。
また、途中でサメの行動を読むシーンがあり、このあたりも主人公の頭の良さを演出し、サバイバルできるだけの地頭を持っていることのアピールかなーと。最後に、サメを倒すシーンも、彼女だからこそ考えついた方法というのが納得できる終わり方です。伏線もちゃんと回収していますし、全体を通して、作りが丁寧です。
映像も綺麗で、海がとても綺麗でした。たまーに、突然カメラワークが変わって見にくくなったりすることがありますが、それは逆に観客を飽きさせないための演出かなーって思います。
原題は『THE SHALLOWS(シャローズ)』で、浅瀬という意味です。これはジョーズ(Jaws)に多少かけているところもあるのかなと。
サメの口のあたりにモリが刺さっているシーンがありますが、あれはワタシ的な解釈として、人間に刺されて怒っていたのかなーっと。なので、お腹が空いていたというよりも、人間を敵視していたサメという感じです。それは、途中で酔っ払いの方が襲われていますが、食べられていないことからもそうなのかなーっと。また、このシーンがサメのラストを暗示しているという風にも取れますね。
あとカモメさんが途中から一緒にいて、羽を直してあげて、最後助かるシーンも良かったなーって思います。これはある意味、主人公が自分自身、生き残る望みを捨てない希望にもなっていたように思います。また、主人公の1人演技の映画になるので、そのアクセントとしても良い感じでした。
主人公役のブレイク・ライヴリーさんもすごく良かったです。
1998年に映画『サンドマン』でデビュー。2005年公開の『旅するジーンズと16歳の夏』で注目を集め、ティーン・チョイス・アワードのブレイクスルー女優賞(映画部門)にノミネートされた。
ブレイク・ライヴリー – Wikipedia
2007年放送開始のテレビドラマ『ゴシップガール』のセリーナ・ヴァンダーウッドセン役でブレイクし、ティーン・チョイス・アワードブレイクスルー女優賞(テレビ部門)と女優賞(テレビ部門)を受賞した。また、ファッションアイコンとしても注目を集めるようになった。
テレビドラマ「ゴシップガール」でブレイクしたこともあって、映画の出演は少ない感じですが、他の作品も観たくなりました(*´ω`*)
総合的に、かなーり良作のサメ映画です。サメ映画好きは絶対観ておきたい作品。