私たちは働きすぎている。
そんなことは誰もが知っている。
例えば、全世界の人が毎日2時間、働く時間を短縮することに合意すれば、働き過ぎは減る。
これが働き過ぎに対する合理的な解決方法だと思うだけれど、合意できたとしても、必ず破る人が出てくる。
そして、また競争がはじまるのだ。
どうしてそこまで働きたいと思うのか。
お金が欲しいというのが、きっとその根源にあるのだろう。
では、給料が変化しないとしたらどうだろうか?
皆、合意できるだろうか?
それでもやはり合意を破る人が出てくるだろう。
なぜ、そこまでして、自分を追い詰めようとするのか。
それで、燃え尽き症候群になったら、意味はないではないか。
その方が損失が大きいと思うのは私だけだろうか。
働き過ぎなのは、結局、競争社会が原因なのかもしれない。
であれば、競争を緩和、または競争をしない社会を目指すべきなのではないだろうか。
つまり、競争をしないということを、全世界の人で合意するのだ。
それは理想で、絵空事で、絵に描いた餅なのかもしれない。
だから、私たちは働きすぎていることから、抜け出せないのだろう。