Abemaプライムの動画から。
売掛禁止は難しい
現実問題として特定の業種や職業を狙い撃ちした売掛禁止の条例や法律を作るのは難しいと思います。
というのも、これがまかり通ってしまうと、新しい産業が生まれた時に、古い産業の団体によって潰される可能性があるからです。
例えば、ライドシェアなどの話がわかりやすいですね。
日本にライドシェアのサービスが入ってきたものの、タクシー業界の反対によって、ライドシェアのサービスが日本では広がっていません。
本来あるべき姿は、自由競争によってサービスが向上していくことだと思いますが、その自由競争を規制することが政治によってできてしまうと、今後さらに政治の力が強くなり、権力の濫用に繋がる可能性があるでしょう。
売掛の上限を決める
動画の中では売掛の上限を決めるという話が出ていました。
これが一番現実的な落とし所のように思います。
クレジットカードに上限があるように、売掛についても上限を設けることで、それ以上については支払わなくても良くなるような仕組みが一番かなと。
そうなれば、売る方も売掛が怖くなるわけです。
上限いっぱいまではやるでしょうが、それ以上売ることは無いでしょう。
そこで歯止めがかかるというわけ。クレジットカードと同じですね。
人によって売掛の上限が変わるようなシステムが良いのか、一律が良いのかについては、一律がわかりやすいと思います。
そもそも支払い能力がある人は、売掛に上限があっても関係無いからです。
もっと根本的な解決は教育な気がする
これはワタシ的な考えですが、もっと根本的な解決策は教育のような気がしています。
小学校や中学校において、お金に関する授業を入れたほうが良いということです。
売掛とはどういうことなのか、クレジットカードとはどういうものなのか、投資と投機の違いは?など、お金に関する授業をすべきかなと思っています。
また、現在の社会問題についても、授業で取り上げた方が良いとも考えています。
このホスト売掛の問題についても、学校で教えることで、自身の支払い能力を大きく越えるようなお金の使い方はしなくなるのではないかということです。
もちろん、学校で教育をしてもホストにつぎ込んでしまう人はいるでしょう。
それはもう完全な自己責任と言えます。
お酒で判断能力が低下していることは認識すべき
もう1つこのホスト売掛問題で考えるべきは、お酒によって判断能力が低下している状態で、高額な金銭のやり取りをすることが良いのかということです。
ビジネスの場で、酩酊している人が契約に来たら、ちょっと待ってって思いますよね。
ところが、ホストにおいてはそれが普通なわけです。
むしろ、お酒で判断能力が低下しているからこそ、そこにつけ込んでお金を払わせているとも言えます。
そこについてももっと考えるべきではないかなというのがワタシが思うところです。