コロナ対策のゼロゼロ融資、1兆円が回収不能・困難 検査院が指摘(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース
というニュース。
記事の意味合いとしては、約1兆円の損失が発生していて大事だという感じです。
ただ、貸付総額は約19兆円、回収不能もしくは回収不能として処理中と、回収が困難の総計が1兆728億円で全体の約6%。
そう考えると、18兆円で事業が継続できて助かった人もいると言えますね。
問題は不正をした人たち
1兆円の中には、事業継続をがんばったけれど難しかった人たちも含まれるでしょう。
なので、1兆円の損失が本当に悪いのかと言えば、ワタシはそこまで悪いとは思っていません。
少なくともコロナの状況下で18兆円の人たちは助かったわけです。
そちらをもっとフォーカススべきなのかなと思います。
また、本当に悪いのはこの制度を悪用し、不正にお金を稼いだ人たちではないでしょうか。
今後増える可能性はある
現状では1兆円ですが今後その金額は増えるかもしれません。
2023年9月の全国企業倒産720件 | 全国企業倒産状況 | 倒産・注目企業情報 | 東京商工リサーチのデータによれば、倒産件数は増えています。
現在でも「新型コロナウイルス」関連倒産がありますし、最近の物価高の影響もあるようです。
救わないという手もある
コロナの状況下において、倒産しそうな企業を放置するという方法もありました。
そのツケが今まわってきたという話です。
確かに自由競争の社会においては、それでも問題ないのかもしれません。
ただ、コロナによって多数の会社が倒産した場合、問題は単純にその企業だけでないため、判断が難しいのかなとワタシは思っています。
仕入先が潰れてしまえば、仕入先が無くなり、結果流通する商品が無くなる可能性もあるでしょう。
また、自分が働いている企業が倒産する可能性もあったわけです。
もし自分が勤めている会社が倒産したとしたら、コロナの状況下で再就職先ってそんな簡単に見つけられるでしょうか?
ワタシは相当優秀な人でも難しいのではないかなって思っています。
なぜなら、経済全体が縮小しているわけで、利益が上がることが見込めない状況で、新しい人を雇用するという選択を経営者がするとは思えないからです。
コロナによってマスク業界などは儲かったと思います。そういう会社になら就職できるでしょう。
でも、それって限られていますよね。
結局何が言いたかったのかと言うと、当事者にならないと政府のバラマキとも言えるこの政策が良かったかどうかはわかりにくいということです。
想像力を働かせればすぐに気付けることですが、なかなか難しいですよね。