ホラー映画私的ランキング2019@Amazonプライム・ビデオ

投稿者: | 2019-11-24

2019年にAmazon プライム・ビデオで観たホラー映画の私的ランキングです。

ロスト・バケーション

久々のサメ映画で大当たり(*´ω`*)

ジョーズから生まれたサメ映画というジャンル。B級、C級映画が多く、逆にそこがサメ映画の良さでもありますよね。B級、C級のノリを全面に押し出してヒットしたのが、「シャークネード」かなーって思います。

逆に本格的というか、モンスターパニックムービーとして完成度が高い映画がディープ・ブルーという感じ。本作ロスト・バケーションは、後者の作品になります。サメの強さと映像のみせ方が上手です。

映画 『ロスト・バケーション』予告 ”本格的サメ映画、遂に誕生篇”

特別映像

『ロスト・バケーション』特別映像

あらすじ

亡き母が教えてくれた秘密のビーチ。医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)は休暇を利用し、ついにそのビーチを訪れる。母に先立たれた父と幼い妹の世話、医師となる為の勉強漬けの日々から解放されるナンシー。そんな彼女の最高の休暇が一転、恐怖に支配される。一匹の巨大な人喰いサメが彼女に襲いかかった―。脚を負傷し、大量に出血しながらも、無我夢中で近くの岩場に泳ぎ着いたナンシーは、自分が絶望的状況に追い込まれたことを知る。生存へのリミットが刻一刻と迫る中、彼女が選んだ究極の決断とは―。

ロスト・バケーション

以下ネタバレあり。

サメ映画というと、基本的に複数の人が襲われるモンスターパニックムービーであることがほとんどです。わかりやすく言えば、誰が生き残るのか?という感じ。

本作はそれとは逆をいく映画で、主人公がいかに生き残るのか?がメインになっています。これはサメ映画では結構珍しい設定。そのため主人公が医学生という設定になっていて、自分で噛まれた足を縫合したりします。主人公の強さを裏付ける設定かなって思います。

また、途中でサメの行動を読むシーンがあり、このあたりも主人公の頭の良さを演出し、サバイバルできるだけの地頭を持っていることのアピールかなーと。最後に、サメを倒すシーンも、彼女だからこそ考えついた方法というのが納得できる終わり方です。伏線もちゃんと回収していますし、全体を通して、作りが丁寧です。

映像も綺麗で、海がとても綺麗でした。たまーに、突然カメラワークが変わって見にくくなったりすることがありますが、それは逆に観客を飽きさせないための演出かなーって思います。

原題は『THE SHALLOWS(シャローズ)』で、浅瀬という意味です。これはジョーズ(Jawsに多少かけているところもあるのかなと。

サメの口のあたりにモリが刺さっているシーンがありますが、あれはワタシ的な解釈として、人間に刺されて怒っていたのかなーっと。なので、お腹が空いていたというよりも、人間を敵視していたサメという感じです。それは、途中で酔っ払いの方が襲われていますが、食べられていないことからもそうなのかなーっと。また、このシーンがサメのラストを暗示しているという風にも取れますね。

あとカモメさんが途中から一緒にいて、羽を直してあげて、最後助かるシーンも良かったなーって思います。これはある意味、主人公が自分自身、生き残る望みを捨てない希望にもなっていたように思います。また、主人公の1人演技の映画になるので、そのアクセントとしても良い感じでした。

主人公役のブレイク・ライヴリーさんもすごく良かったです。

1998年に映画『サンドマン』でデビュー。2005年公開の『旅するジーンズと16歳の夏』で注目を集め、ティーン・チョイス・アワードのブレイクスルー女優賞(映画部門)にノミネートされた。
2007年放送開始のテレビドラマ『ゴシップガール』のセリーナ・ヴァンダーウッドセン役でブレイクし、ティーン・チョイス・アワードブレイクスルー女優賞(テレビ部門)と女優賞(テレビ部門)を受賞した。また、ファッションアイコンとしても注目を集めるようになった。

ブレイク・ライヴリー – Wikipedia

テレビドラマ「ゴシップガール」でブレイクしたこともあって、映画の出演は少ない感じですが、他の作品も観たくなりました(*´ω`*)

総合的に、かなーり良作のサメ映画です。サメ映画好きは絶対観ておきたい作品。

ジグソウ:ソウ・レガシー

ソウシリーズはFinalまで映画館で観たのですが、その後続編が出てたんですね。ソウシリーズは一作目が衝撃的な映画で、歴史に名を残す名作だと思います。その後、続編がどんどん出ました。ちょっとグロテスクな描写と、ミステリー的な謎をかけ合わせた映画で、それをどう捉えるかで作品の評価は分かれるのかなーって思います。

ワタシ的なソウのポジションとしては、ファイナル・ディスティネーションのような感じです。どのようなシチュエーションで、どのような殺され方をするのかを楽しむ感じの映画。こう書くと、なんだかちょっと変な感じかもしれませんが、プロレスを観るとの感覚的には一緒で、展開がどうなるのかをハラハラしながら観るというのが近いかもしれません。

そういう意味では、ソウのミステリー的な部分というのは、あんまりこだわっていなくて、ソウシリーズを観ていて謎が解明されていくところは、あんまり覚えてません(。・_・。)

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』日本版予告編

あらすじ

遺体安置室の検視台に半裸の男。それは街中の公園で見つかった死体。死体を見つめる刑事のハロランとキース、検視官のローガンとエレノア。男が被っているバケツを外すと、顔半分がはがれ顎から上が無い。首の皮膚はジグソウパズル型に切り取られている。伝説の連続殺人犯“ジグソウ”のやり口――殺害したのはジグソウの模倣犯か?傷の奥から抜きだしたUSBスティックをパソコンで起動すると、「ゲームは始まった。4人の罪人が犯した罪が償われるまで終わらない」その声はまさしくジグソウ。彼は10年前に死んだはずなのに・・・。

ジグソウ:ソウ・レガシー

ソウシリーズは、回を重ねるごとに、ちょっとグロテスクな感じになっていったのですが、ジグソウ:ソウ・レガシーはそれをソウの一作目に原点回帰させるような感じです。それは映画の中でストーリーを観ていても感じるところ。

ただ、ソウ一作目の衝撃が大きすぎたので、それと同じ感じを求めるのは厳しいかなあって印象です。

これまでのシリーズとジグソウ:ソウ・レガシーの違いとしては、ミステリー的な要素が強いかもって思います。そのあたりは好みが分かれそうです。

以下ネタバレあり。

これはワタシ的になのですが、ラストのシーンはちょっとうーん???って思いました。ソウの最大の魅力というのは、ただ殺すというのではなくて、生き残れる方法があって、それを選択させるというところかなあと。ただ、ジグソウ:ソウ・レガシーの最後はそうなっていないので、ちょっと違和感がありました。今思い返して見ると、他にもおかしなところがありましたね。このあたりは、新しいチャレンジなのかもしれません。

一方で、最後の一つ前のショットガンでの選択ゲームは、すごく良かったです。シンプルながら、いろいろと考えた上での結果に満足できました(*´∀`*) そこに至るまでの部分も面白かったです。

パーフェクト・トラップ

2014年の映画ですが、Amazonプライム・ビデオで2019年12月1日までだったので、みちゃいました。

https://www.youtube.com/watch?v=4ZlIbJtXljA
『パーフェクト・トラップ』予告編

ストーリーはこんな感じ。

友人に誘われ、少し怪しげな地下倉庫のダンスパーティに行ったエレナ。しかしそこは、殺人のための罠が仕掛けられた恐怖の館だった!切り刻まれ圧縮され、一気に虐殺される人々。逃げ惑い箱の中に閉じ込められたエレナだったが、箱の中から恐ろしい光景を目にしてしまう。

パーフェクト・トラップ

本作の見どころは、タイトルにあるようにトラップの数々です。原題は「The Collection」ということで、トラップがメインの映画ではないですが、ピタゴラスイッチみたいな感じで、トラップが作動するのは面白かったです。

最初のシーンが一番激しい感じではありますが、グロさ的には後半にちょいちょいエグいシーンがある感じ。

ストーリーはあってないようなもので、殺人鬼の館に入った人たちのドタバタ劇みたいな感じかなーって思います。しっかり作られているので、かなり楽しめました(*´ω`*)

『ソウ』シリーズの脚本家パトリック・メルトンとマーカス・ダンスタンのコンビによるホラー映画ということで、ソウの雰囲気も確かに少しありますね。

ソウの方が痛さ感があって、パーフェクト・トラップの方はサクッて感じで人が死んでしまうので、そこまで痛さ感はないかなーって思います。

細かい話は飛ばして、導入から一気に話が進むので、グッと引き込まれ、あっという間の1時間21分でした。

ロスト・ボディ

Amazonの評価で☆4と、ホラー・サスペンス映画ではかなり高い点数だったで見てみました。内容としてはサスペンス寄りのホラー映画で、何が起きているのか?を楽しむ映画なのかなーって思います。

あらすじはこんな感じ。

死体失踪。『永遠のこどもたち』『ロスト・アイズ』の製作チームが放つスリラー。スペインのトップ・スターたちによるハイレベルな演技合戦も見どころ!

ロスト・ボディ

予告。

映画『ロスト・ボディ』予告編

ネタバレありレビュー

Amazonの評価でも書かれていたのですが、少しオチがわかりやすかったかもしれません。そのあたりは、難しいところかなーって思います。

全体的には丁寧な作りになっていて、ちょっとずつ主人公が気づき始めるというか、主人公の思考を変えさせているところが、面白さなのかもしれません。あと、ちょっとワタシ的にはトイレのシーンはウォエーってなっちゃいました。ホラー映画はかなり好きなんですけど、ああいうシーンはワタシ的にはちょっとダメな感じでした。

結論としては主人公が騙される映画ではあるのですが、そのためにxxするのはどうなんだ的なことがAmazonの評価にかかれていましたが、そこは映画ですし、それほど憎んでいた、復讐したかったとも捉えることができますので、ワタシ的にはそれほど気になりませんでした。

話としては、主人公の妻の遺体がなくなって、妻が生きているかどうかが話の主軸になるのですが、もう少し生きてる感を出しても良かったのでは?とワタシ的には思いました。状況をどうみても、妻は亡くなっている状態なので、サスペンスになりづらい感じでした。このあたりも、サスペンスとかミステリを多く見ているかどうかで意見が分かれそうですね。

作品としては、☆4納得の良作だと思います。あまり考えずに見るのが吉。ワタシ的にはちょっと惜しいなーって思った作品でした(^o^)

クワイエット・プレイス

あらすじはこんな感じ。

この恐怖とスリルに満ちたホラー映画で描かれるのは、音を聞きつけると即座に襲ってくる謎の生物から隠れながら、静寂の中なんとか生き延びている、ある一組の家族。世界中の批評家や映画ファンから大絶賛された、今年絶対見るべき1本を体感せよ。

クワイエット・プレイス

設定が秀逸ですね。

『クワイエット・プレイス』本予告

ネタバレありレビュー

Amazonの評価を見ると、いろいろとレビューが賛否両論で分かれていますが、ワタシ的にはかなり楽しめました(*´ω`*) あと、最初吹き替えで見たのですが、あまり意味がないことに気づきました。話し声がそもそもひそひそ声なので、字幕が出るためです(笑) これは盲点。

クワイエット・プレイスの最大の特徴は、やはりその設定だと思います。音を出してはいけないという中で人はどうすごしていくのか。そして、音を立てたときの恐怖。それがこの映画のポイント。少なくとも、設定という点では、圧倒的な☆5作品と思います。

ただ、ちょっと中だるみというか、どうしても音が無いので、盛り上がり感がありません。逆にホラー映画としては、音の無さが良いのですが、それがこの映画の評価が分かれるところかなーと。ホラー映画って、音の無さ、音を立てないことというのが重要になるシーンが多いのですが、この映画は全編それなので、緩急がつきにくいのだと思います。それに耐えられるホラー好きなら楽しめる作品。

また、しっかりフラグを立ててしっかり回収というホラー映画の王道はしっかり守っているので、逆にそれが苦手な人もいるかも。ドリフみたいなものだと思えば、そのあるあるが楽しくて、そしてそれを裏切られるのも楽しいのがホラー映画なので、そういう意味ではしっかりお金をかけてしっかり王道の作品を作った印象です。

ツッコミどころも多いですが、ワタシ的には、音が無いという映画で、ここまでまとめられているのはすごいなーって思いました(^o^)

シャークネード

シャークネードのあらすじは、こんな感じ。

人喰い鮫×巨大竜巻突如、カリフォルニア・ビーチを襲ったハリケーン。荒波と共に現れたサメが、人々を喰い尽くしていく。だが、それは恐怖の始まりにすぎず、 サメの大群を巻き込んだ巨大な竜巻が発生!未曾有の猛威が、アメリカを絶望の渦に陥れる!!©2013,THEGLOBALASYLUM,INC.AllRightsReserved.

シャークネード

サメ✕竜巻という、今までになかった荒唐無稽な設定が話題を呼び、SNSで火がついたようです。

シャークネード

設定だけみると超大作な感じがしますが、実際には低予算の映画です。そのあたりを踏まえて御覧ください。

サメ映画が好きな方なら、かなり楽しめる作品になっています。

次作以降も期待を裏切らない完成度?になっていて、ワタシは全部観ちゃいました(*´ω`*)

評価はかなり分かれそうかなーって思います。超大作映画が好きな方には、このシャークネードの面白さは、たぶんまったくわからないと思います。B級映画やC級映画好きなら、確実に好きになると思いますよ(^o^)


ジャンルとしてはホラーになるのかもしれませんが、内容としてはコメディかなーって思います。

シリーズがこれだけリリースされていることからも、人気がわかりますね。

シャークネード』(Sharknado)は、2013年アメリカ合衆国テレビ映画。タイトルのサメ(シャーク)+トルネード(竜巻)の合成語の通り、サメを内包してやってきた竜巻と人間との死闘を描く[1]
テレビ東京午後のロードショー』では『シャークネード サメ台風』の邦題で放送された。
シリーズ化されており、『シャークネード カテゴリー2』、『シャークネード エクストリーム・ミッション』、『シャークネード4』、『シャークネード5 ワールド・タイフーン』と後続作品が公開されており、2018年8月(日本では11月)に公開された『シャークネード ラスト・チェーンソー』で完結となった。

シャークネード – Wikipedia

ということで、ラスト・チェーンソーで完結しています。

サメ映画好きで、シャークネードを見逃していた方はぜひ(*´ω`*)

スケア・キャンペーン

一言で言えば、ひっちゃかめっちゃか、誰が騙して、誰が騙されていて、どこからが本当で、何が嘘なのか???がぐっちゃぐちゃみたいな感じの映画です。

あんまり考えずに見ると、結構楽しめると思います(*^^*) というのも、ワタシ的にはいろいろと思ったところがあったので。

あらすじはこんな感じ。

人気TV番組「スケア・キャンペーン」。出演者をニセの心霊現象などで怖がらせて、その様子を隠しカメラで撮影するというドッキリで長年視聴者を楽しませてきた。しかし最近では、無料動画投稿サイトの過激な映像に押されて人気も停滞気味。そんな中、新たに企画されたのは、廃墟となった病院でのドッキリ。準備が完了し、そこにどことなく様子のおかしいターゲットの男がやってくる。だがそいつはなんと、本物の殺人鬼だった!(C) 2015 Cyan Films Pty Ltd and Major International Pictures Pty Ltd

スケア・キャンペーン

今やテレビよりもインターネットの無料動画サイトで面白い映像や過激な映像がバンバン流れていて、実際にありそうな設定がとても良かったです。

どこまでが“リアル”で、どこからが“ヤラセ”なのか?!/ 映画『スケア・キャンペーン』予告編

このあたり、うまく現代の風刺になってるなーって思いました。実際に起こりそうなところもちょっと怖いかなーって思います。

以下ネタバレありのレビュー

この映画、謎解きというか、誰が仲間で、何が真実だったのか?みたいなことをはじめると、結構難解というか、実はそれこそが、この映画の狙いなのだと思います。

つまり、この映画自体がスケア・キャンペーンというわけです。

なんというか、番組自体がすでにヤラセというか。ただ、それも実は違うのかも!?みたいな感じの作りになっていて、読者を困惑させているという感じです。

観ていくとわかるのですが、ところどころで、違和感を感じるシーンがあるんですよね。出演者が実は騙している側を思われるシーンがあって、でも、本当は騙されている側だったりみたいな。それ自体が、そういう演出というか。

つまり、この映画自体が壮大なネタですよー!みたいな。そうやって見返すとまた面白い作品だと思います。あまり、2回、3回と見る映画でもないとは思いますが。

ワタシ的には、そういう意味で面白い試みの作品だなーって思ったのですが、普通のホラーというか、サスペンス的な、ミステリ的な観方をすると、そこまで評価は高くないかもしれません。