映画やドラマにもなった「LOVE理論」を読んでみました(*´ω`*)
モテるための本ではなく女性を落とす技集
世の中には数々のモテ本(モテるためのマニュアル本)が出ています。本書「LOVE理論」はその中でも、モテない男性向けの女性を落とすテクニックについて、書かれた本になります。
モテる人というと、街を歩いていたら、異性が振り返り、告白されちゃうような人のことで、本書を読んでもそういう風にはなれません。どちらかというと、自分からガンガン女性にアタックするタイプの内容になっています。
これを実践したら、たしかに女性はグラっと来ちゃうかなーって思うような内容になっていて、「女性からも「使える! 」と絶賛された、男のための恋愛マニュアル」という謳い文句は合っていると思いました。
また、語り口調で笑いを盛り込んでいるので、サクサク読めちゃうのが特徴です。ちょっとネタに走りすぎているところもあって、この理論、本当に使えるの?みたいに思っちゃうかも。
女性が読んでも面白い
本書では、XX理論として、恋愛テクニックが紹介されています。ワタシ的に感じたのは、紹介されている理論のうち、いくつかは男性を落とすときにも使えるテクニックかなって思いました。
例えば、「執着の分散理論」は、一人の人に執着すると恋愛はうまくいかないという話です。これ、ふりかって見ると、様々な異性と一緒にいる人って、人気があることが多いですし、常に誰かと付き合っていることも多いですよね。男性女性問わずです。
他にも男性を落とす時に当てはまるテクニックがあるので、さらっと読む分には女性でも楽しめると思いました。ちょっとストレートすぎる表現もあるので、そういうのが嫌いな人はダメかもしれません。ananが好きで読んでいる方なら、問題なく読めるレベルの表現です。
逆に一途な人こそ読んで欲しい一冊
結論として、これまでモテたことが無く、あまり女性経験が無い方が「女性と付き合いたいなら読んでおきたい一冊」かなって思います。
また、内容として軟派な点がありますが、逆に一途な人こそ読んで欲しいと思いました。その中でも、特に異性とのコミュニケーションが苦手な方には、ぜひ読んで欲しい一冊です。
というのも、一般的に一途な想いというのは、すごく良いものとされていますが、それはやっぱり小説とか映画の中の話なんですよね。実際のリアルな世界では、ほとんど話したことが無い人からいきなり告白とかされても、ドン引きなだけです。
それは、小説や映画で描かれる一途な想いというのは、基本的に両思いだからです。しかし、現実では一方通行なんですよね。だから、うまくいかないのです。大好きな人と両想いになったら、一途であることはとても素晴らしいですが、まったく関係性が無いのに、一方的な想いを押し付けるのは、どれほど容姿が素晴らしい人であっても、ちょっと怖いです。
想像してみてください。まったくモテたことが無かったのに、急に歩いていたら、「ずっと貴方のことが好きでした。付き合ってください。」と言われたら、かなーり怪しく思いませんか? 見た目が良い人からであればあるほど、「なぜワタシなの?」って思いませんか?
これがリアルです。でも、相手がある程度、関係性が作れている人からだったら、納得はできますよね。OKするかどうかは別として。
そういう意味で、相手の関係性を築くのはとても大切です。では、その関係性をどうやって築くのか?というときに、本書は役立つと思います。
また、本書の後半や、新装版で追加された新しい理論では、これまで関係性の無かった人へのアプローチ方法、つまりきっかけの作り方みたいなものも紹介されています。単純に、思いを伝えれば良いというわけではないことがよくわかります。そういう意味でも、一途で遠くから好きな人を見ているだけの人は、一読してほしい内容かなって思います。
今回「新装版」にあたっては、新たな恋愛理論として
LOVE理論
■最新ITツールを駆使した恋愛理論「IT理論」
■実践する難易度は高いが、すべての女性を必ず魅了できる「ハードルアゲアゲ理論」
■彼氏のいる女性を振り向かせる恋愛理論「天下人理論」
を書き下ろしました。
また、本が苦手な方はドラマを見ることをおすすめします(*´ω`*) Amazon Prime会員だと無料で見れるので、お手軽です。
映画は、本書を読んだあとに見ると良い感じです。こちらもAmazon Prime会員だと無料で見れます。
著者:水野 敬也