日本のイスラム思想研究者で麗澤大学国際問題研究センター客員教授 飯山陽先生が、中田敦彦さんのイスラエルとハマスの解説動画の間違いについて指摘しています。
中田敦彦さんを信じる人も信じない人も一度は観たほうが良い動画かなというのがワタシの感想です。
エルサレムは後から聖地になった
ワタシ的に勉強になったなあと思ったのは、エルサレムがイスラム教の聖地になったのは8世紀で、コーランにはエルサレムについて一切書かれていないという点。
つまり、原理主義を語るハマスにとっては、エルサレムは聖地では無いということみたいです。実際に飯山先生はハマスがエルサレムにミサイルを撃っている話をしていて、確かに自分たちの聖地にミサイルを撃つって何か違うなという感覚はわかりますね。
日本で言えば、伊勢神宮に攻撃するみたいなものなのかな。ちょっと違うかもしれないけど。
他にもいろいろなご指摘がありました。
中田敦彦さんの情報は話半分が良さそう
ことイスラム圏の話については、中田敦彦さんの話は話半分に聞いたほうが良さそうです。
飯山先生も宗教について詳しくわかっていないと指摘されていて、そもそも一夜漬け程度で理解できるなら、イスラエルもハマスも戦うことは無いだろうなと。
飯山先生への批判もある
Wikipediaによると東京大学大学院人文社会系研究科准教授 松山洋平先生が飯山先生の著書 イスラム教の倫理について、理解が及んでいないという批判をしています。
また、中田考も学界の総体から相手にされていないと、X(旧Twitter)で発言されています。
それらの情報を踏まえた上で、1つの指摘として受け止めるのが良いのかなというのがワタシの見解です。
ワタシ的な考え
イスラム教については、様々な地域で問題を起こしています。少し前に日本でも神社のさい銭箱を破壊するという事件が起きました。
イスラム教徒すべての人がそういう考えではないのは確かですが、一部にそのような過激な人たちがいることは否めません。
ワタシ的にはハマスもそういう人たちなのだろうと捉えています。
宗教戦争の時代は昔の話と思っていましたが、現代においてもまだまだ根強く残っているのだろうなという感覚です。
イスラム圏については、聞きかじった程度の知識なのでワタシはほとんど知りません。だからこそ、逆に変に触れてはいけない領域なのかなと思います。
これが話し合いで解決できる問題であれば、何を言っても良いとは思うのですが、一部に武力行使を厭わない人たちがいる以上、勝手な解釈はしない方が良い気もしてます。
また、ロシアとウクライナの件もそうですが、話し合いで解決できると考えているのは、平和ボケした日本人だけなのかもしれません。