億万長者になるには?「億万長者のすごい習慣」Kindle読書

投稿者: | 2020-05-06

億万長者になるにはどうしたら良いのでしょうか?

この答えは人によって違うと思います。

1つの方法として億万長者の方法を真似るというのがあると思います。

本書は、その中でも億万長者がやっている習慣を真似ることで、億万長者になることを目的としたものです。

方向性としては、夢をかなえるゾウと一緒かなーって思います。

本書では、様々な億万長者の習慣を紹介しています。夢をかなえるゾウでは、それを物語風にしているという感じです。

参考 → あなたが成功しない理由教えます 「夢をかなえるゾウ」Kindle読書 | Aoi Yuki Blog

物語が好きであれば夢をかなえるゾウを、手っ取り早く情報を得たいのであれば億万長者のすごい習慣が良いかなって思います。

ワタシ的メモ

どの内容も興味深かったのですが、ワタシ的にとても良かったと思ったのは、

  • 習慣13 1秒で切り替える 気持ちを瞬時に切り替えて、マイナスを引きずらない
  • 習慣16 会った瞬間、「ありがとう」 先回りの感謝で、素晴らしい未来を確信できる

の2つです。

習慣13は、ついつい失敗すると、そこにばかり気を取られてしまい、無駄な時間を過ごしてしまうことが多いです。当然1回した失敗は二度としないようにするのが望ましいですが、失敗にくよくよしすぎて、次の行動ができないことの方が、マイナスかなーって思いました。

習慣16は、ワタシ的にとても良い考え方だなーって思います。ワタシも感謝を忘れないように日々生きていますが、会った瞬間に相手に感謝というのは、その究極系だと思いました。

英語の言い回しで、

Nice to meet you.

という言葉があります。初対面の人に会った時にでてくる会話例です。日本語では、はじめましてと訳されます。ただ、直訳すると、「あなたに会えて良かったです」という意味になります。これはこの習慣16につながることかなって思いました。これは日本には無い、海外の素晴らしい会話術だと改めて感じました。

億万長者になったから生まれた習慣か? それともその習慣をしていたから億万長者になったのか?

最後に、この手の本で一番の疑問である

億万長者になったから生まれた習慣か? それともその習慣をしていたから億万長者になったのか?

について、ワタシが考えていることを書いていこうかなーって思います。

ワタシの結論としては、どちらも正しいかなって思います。

まず、本書だけでなく、これまで成功法則に関する本は多数存在します。しかし、その本を読んで、そのとおりやって成功したという人の話を聞いたことがありません。

あなたは聞いたことがありますか?

そうなのです。実際、これをやれば確実に成功するという成功法則は、有史以来、発見されていません。発見されていたら、みんなやりますし、みんな成功しています。しかし、みんな成功してしまうと、全員が億万長者になれないのです。億万長者のお金は、誰かから得たお金です。つまり、その分、誰かが損をしたり、借金をしたりしているわけです。

しかし、その一方で、この手の成功本では、よくある共通習慣が結構出てきます。

それはなぜでしょうか?

これはワタシがいろいろな人に会って感じていることですが、成功している人は、どんどん変化している人が多いということです。

具体的には、

  • 知識をどんどん吸収し、良かったことは続け、悪かったことは止める
  • どんどん行動をし、失敗を認め、すぐ次に進む

といった感じです。成功者の多くは、意外と失敗していることも多かったりします。あまりそれを表に出しませんが、大成功者の事例では失敗について語られることが多いです。大切なのは、失敗してもすぐ次の行動に移せることかなって思います。

また、本書の内容は、どちらかというと昭和な内容が多い印象です。というのも、今の成功者は、これらの習慣とは違う習慣を持っていますし、逆に否定する人も多いと思います。これは、時代とともに環境が変わってきているからです。そういう意味で、時代とともに変われる人が成功者になっているとも言えると思います。

変わるというのは、とても簡単に思えますが、言うは易く行うは難しです。例えば、「成功したいなら今すぐ会社を辞めろ」という成功法則があったとします。すごい人は、「そうか!」と思ってその日に辞めるための行動を開始します。ところが、ワタシにはそれができません。これが成功者との大きな違いかなーって思います。

たとえその内容に納得したとしても、リスクを考えてしまい、二の足を踏んでしまうのです。当たり前ですよね。でも、それが成功者との違いだと思います。

また、この手の本では語られませんが、成功者の影にはその人を支える人たちが多く存在します。そして、失敗者も多く存在するのです。どれほど突き抜けた人でも、頭が良くても、失敗してそのまま人生を終えてしまう人の方が多いでしょう。

そのような闇の部分というのは、基本的に語られることはありません。それを踏まえた上で、この手の成功法則の本は娯楽本として読むのは良いかなーって思いました。



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