成功法則を実践しても成功しない理由

投稿者: | 2020-05-06

世の中にはたくさんの成功本があります。

ワタシはこれで成功したとか、こういう習慣をすれば成功するといった内容です。

しかし、これらの成功法則は100%というものが存在しません。

なぜならば、そういう事例が無いからです。

これから100%成功する法則が生み出されるかもしれませんが、現状では、100%成功する法則は存在しないと言えるでしょう。

成功者に共通点がある理由

成功者の本を読むと、例えば、仕事が早いとか、掃除をするとか、いろいろと出てきます。結構いろいろな成功本に同じような事例が書かれることが多いです。

その理由は何でしょうか?

それは、その人たちが、様々な知識を吸収し、良い点をどんどん取り入れているからです。

しかし、成功者の中には、それらの習慣や考え方を真っ向から否定して成功している人もいます。

それはなぜでしょうか?

成功習慣によって成功したのか?

ここで少し思考実験をしてみましょう。

100人に成功者と同じ習慣を試してもらいます。もう100人に成功者とは違う習慣を試してもらいます。

果たして、結果はどうなるでしょうか?

前提条件がとても曖昧ですが、答えはなんとなーく想像できる気がします。

例えば、ソフトバンクでは孫さんの後継者を見つけ出すために、ソフトバンクアカデミアというのを設立しました。ワタシも少しだけ内容を知っているのですが、とても面白い内容でした。

で、ソフトバンクの後継者は?

言わずもがなですよね。日本で一番資産を持っていると言われる孫正義さんでさえ、成功法則を伝授することは出来なかったのです。

参考:ソフトバンクアカデミア – Wikipedia

さて最初の問いに戻りましょう。

答えは明白ですね。どちらの100人からも1人〜2人の成功者が生まれると思います。

何が言いたかったのかと言うと、成功法則とは、多くの人が実践し、多くの人が大成功できていないことでもあるのです。ここで失敗と書かなかったのは、ビジネスとして成功している人は多いからです。ただ、大成功か?と言われると、ちょっと違うという話になります。

簡単に言えば、「寝る人は大成功する」というのと、それほど変わらないという話です。大成功した人は全員寝るでしょう。つまり、大成功するのには寝ることが重要と言っているようなものなのです。

成功要因は本人の努力次第か?

世の中には興味深い法則があります。逆正弦法則です。

これは、ギャンブルで勝ち続ける人は勝ち続け、負け続ける人は負け続けるという法則のことです。

サイコロの例で説明しましょう。

サイコロで6が出る確率は1/6です。誰でもわかりますよね。

では、実際に6回サイコロを振ってみてください。6は何回出たでしょうか?

1回でしたか? 他の目も均等に1回ずつ出ましたか?

そうなのです。リアルな世界では、6回振ったら必ず1回6が出るというわけではないのです。

ギャンブルで勝ち続ける人というのは、6が続いて出ている人のことなのです。逆に負け続けている人は1が続いて出ている人と言えます。

これが逆正弦法則です。

リアルな世界では、何をやってもうまくいく人と、何をやってもうまくいかない人がいます。本人の問題もあるかもしれませんが、例えばこれを書いている2020年5月は、コロナウイルスのせいでビジネスに大きな影響が出た方が多いのではないでしょうか。

しかし、そんな中でも儲かってしょうがないという人もいるでしょう。つまり、外部要因によって成功・失敗が影響することも多いのです。むしろ、外部要因の方が大きいこともあるかもしれません。

成功者の話をみていると、奇跡的な出会いがあったり、外部環境によって救われることが多くあります。本人の努力ではどうしようもないのです。

これが、成功法則を実践しても成功しない理由です。

成功法則に意味はないのか?

世の中運という話があります。確かに、逆正弦法則があるので、確実に成功するというのは難しいでしょう。

しかし、人生ずっと悪いままではありません。何が言いたいかというと、逆正弦法則は変わるということです。

成功法則の中には、ずっと続けることというのがあります。最後まで諦めなかった者が成功するというものです。これは、ある側面では正しいと言えます。

ずっと1が出続けているかもしれませんが、サイコロは数を振れば振るほど、出る確率は平均化されていきます。つまり、ずっと1が出続けるということは、その後、1がでなくなる可能性がどんどん高まっているということなのです。

まあ、逆正弦法則に従えば、死ぬまで1が出る可能性もゼロではありませんが。。。

その時は、今のビジネスを変えてしまうというのもあります。すべてをゼロリセットするのです。

成功者の例を見ていると、当初はじめたビジネスとは違うビジネスで大成功している人がとても多いです。これは、ある意味、確率をリセットしているとも言えます。

結論としては、

  • 挑戦し続けること

が、成功への近道なのではないかなとワタシ的には思っています。これも成功法則によく出てくる話です。

当たり前ですが、挑戦しなければ、成功はありませんものね。


カテゴリー: Tips

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