鬼束ちひろさんがすごく好きです(*´ω`*)
曲も声もすごく好きです。
鬼束ちひろさんの特徴の1つに歌詞が抽象的で、意味がわかりにくいというのがあると思います。
いろいろな解釈ができるからこそ、そこが魅力でもあるのかなーって思います(^o^)
その中でも、ROLLIN’は、ワタシ的に切ない曲だなーってずっと思っていたのですが、Youtubeのコメントを読んでみると、なんだかワタシの解釈と違うなーって思いました。
ということで、ワタシが思っていた歌詞の意味をちょっと書いてみようかなーって思います。
私に染み込ませた細胞の意味
まず冒頭の、
私に染み込ませた細胞は 貴方にもう追い付けない その姿さえ見えないから
の部分。
「私に染み込ませた細胞」というのは、受精のことなのではないかなってワタシは感じました。その後の歌詞も意味的にはつながるかなーって思います。
それは、
貴方の中の逃避より 非道いそんなシステムを 否定しないで
からも、推測ができます。
そして、「貴方の中の逃避」って、もしかして、自ら命を絶ったのでは?と想像してしまいます。そうかんがえると、この歌詞の前に、
少しでも 多く奪ってくれるなら 行き場など幾らでも この身体で描けた
とあるのは、ワタシに逃げ場を求めてほしかったという感じに読み取れます。それは、「非道いそんなシステムを 否定しないで」にもつながります。
サビの部分では、
ひとりきりで 私は人魚へ この脚で 貴方など 褪せる程の楽園へ 必ず行けるから
とあるように、相手の方が亡くなってしまい、ワタシ「ひとりきり」ということからもわかります。
そして、
零れ落ちた羽根で 私は十分温まる 信じなくたっていい
とある「零れ落ちた羽」というのは、お腹の中の赤ちゃんのことなのかなーって考えられます。
「私は十分温まる」というのは、赤ちゃんがいるから幸せってことなのかなーって思います。
赤ちゃんを連想させる歌詞は最後のサビにも出てきます。
翼など無いなんて嘘 不快など朽ちるだけ 鳴き声はあらゆる衝動も超えて 例えそれが 悲しいだけでも
また、その後に、「私はまだ手放せないで居る自分を連れて」というのは、貴方の後を追って命を絶てないでいるということなのかなーって。それは、赤ちゃんがいるから。
歌詞の意味
そう考えると、ROLLIN’の歌詞の意味は、
「貴方は自ら命を絶ってしまったけど、お腹の中の赤ちゃんと一緒に幸せに生きていくよ!」
ってことなのかなーって思います。
それはアップテンポの曲からも、悲しさはあるけど、未来への幸せが表現されているのかなーって。
あくまでワタシの解釈です。
ただ、そう考えたときから、すごく、この曲を聴くたびに切なくなってしまうようになりました(TдT)
タイトルの意味
ちなみに、「ROLLIN’」は、鬼束ちひろさんの造語らしいです。Wikipediaによると、
ROLLIN’
This Armor – Wikipedia
タイトルは本人曰く「ロールプレイングゲームの現在進行形」であり、本人の造語である(実質「ロール」のスペルは「ROLE」であり、名詞のため現在進行形に活用できない。厳密に言えば「転がる」という意味の「ROLL」の現在進行形となってしまうため)。
とありました。
もしそのまま解釈すると・・・、
「貴方は自ら命を絶ってしまい、本当はワタシも貴方の後を追いたいけど、お腹の中に貴方との子どもがいるから、その子どもと一緒に幸せに生き続けていくよ! それがワタシの役割(ロール)だから」
って感じになるかもしれないなーって思います。
本当は死にたいけれど、貴方の後を追わずに生き続けることがロールプレイングゲームという意味です。そう考えると、ちょっとゾワってしちゃいました。
ちょっと深読みかも
また、「ロールプレイングゲームの現在進行形」であるならば、ROLLIN’の最後は、INGでも良いわけで、それをあえてINで止めていているのは、やっぱりINはお腹の中に赤ちゃんがいるってことなのかなーって思います。
また、アポストロフィをつけているってことは、その後に続くという意味で現在進行系という意味にも取れますが、英語自体にそういう意味はありません。アポストロフィは普通に考えれば、複数形や他の言葉と合わせるとき使われる記号です。そう考えると、赤ちゃんと一緒に二人でって意味でもあるのかなって思います。これはちょっと深読みしすぎかもしれません。
ROLLIN’は、This Armorというアルバムの一曲目です。ぜひ、聴いてみてください!