人生には失敗がつきもの。失敗しない人などいません。
でも、成功者や偉人の話は、その多くが成功の秘訣ばかりに注目し、失敗について語られることはあまりありません。エジソンぐらいかなーって思います。失敗の話がよく出てくるのは。
で、この「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」は、そんな偉人たちの意外な一面を紹介している本です。意外な一面としたのは、失敗だけでなく、ダメな一面を取り上げているからです。
誰でも読める
本書の特徴として、誰でも読めるというのがあります。ふりがなも付いていますし、難しい漢字にはふりがなが付いているので、小学生の高学年ぐらいから読める内容になっています。
また、優しい文体で書かれているので、とても読みやすいです。その分、若干細かい部分は省いています。1人の偉人で4〜6ページ程度なので、それぞれの偉人についてさわりを知る程度の内容となっています。
子ども向けと思いきや、知らないこともいっぱい書かれているので、大人が読んでも楽しめる内容になっているのも特徴です。さらりといろいろな偉人を知るのに向いています。
若干言葉遣いが荒っぽいかも
すこし表現として、荒っぽい感じのところがあります。あえて、読みやすくした結果だと思いますが、中にはちょっと表現として嫌に思う方もいると思います。
試し読みもできるので、購入前に一度、ちょこっと見てからがおすすめです。Kindleの場合は、サンプルもあります。
失敗したっていいじゃん!
本書で一番伝えたい内容は、「失敗したっていいじゃん!」ってことです。偉人と言われた人でも失敗しているというのは、すごく勇気ができますよね。
また、失敗したことで、反省はした方が良いとは思いますが、そのことに囚われすぎると、うまくいきません。失敗をうまく次につなげたいですね。
ワタシ的には野口英世の話が面白かったです。お札にもなった人ですが、お金の使い方は、あまりよろしくなかったようです(*^^*)
著者:大野正人