THE BLUE HEARTSの公式Youtubeチャンネルから、私的好きな曲ベスト5。
青空
様々なステレオタイプによる差別は未だに無くならず、
生まれたところや皮膚や目の色で 一体この僕の何がわかるというのだろう
の言葉が本当に心に沁みますね。
最近では人種や性別だけでなく、集団の属性を表す言葉に対して差別が発生しています。例えば、オタクとか、昔だと同性愛をさす言葉などです。
もちろん完全無欠な間違いのない人間など存在しませんから、失言であったり、ちょっとイラッとして暴言を吐いてしまうことはあると思います。
そんな時はしっかりと謝罪して、さらにそれを受け入れられる社会が良いんじゃないかなーって。
また、自らの正義を信じ相手の言い分も聞かずレッテルを貼り、戦争を引き起こしてしまっている事案もあります。
xxはこういうやつだ!と言うときには、それがステレオタイプによる差別になっていないかは改めて自戒したいなって思いました。
すてごま(ライヴ・ヴァージョン)
湾岸戦争をきっかけに作られた曲だそうです。
この曲で興味深いのは、サビの部分。
歌詞は、
君ちょっと行ってくれないか すてごまになってくれないか
いざこざに巻き込まれて 泣いてくれないか
となっているのですが、最後のサビでは「泣いてくれないか」が「死んでくれないか」に変わっています。
戦争を引き起こしている為政者の内心を突いた歌詞という風に捉えるのがわかりやすいですね。
最初は「泣いてくれないか」という何とかできる範囲の命令で、それが積み重なって最後は「死んでくれないか」に変わったと考えると、単純に戦争だけでなくブラック企業や政治家秘書の話にも思えてきます。
TRAIN-TRAIN
一番印象にこ乗っている歌詞は、
弱い者たちが夕暮れさらに弱い者を叩く
という部分。
これはいつの時代も変わらないのかもしれません。
TRAIN-TRAINがリリースされたのは1988年。現在は2022年でもう30年以上前なんですよね。
30年経った今でも、同じようなことが起きています。
テクノロジーは発展し、考え方や生活習慣も大きく変わっていますが、なぜかこの弱者がさらに弱者を叩くという構図は変わらないんですよね。
これは悲しむべきことなのか、それともザ・ブルーハーツが本質を突きすぎていたのか。
情熱の薔薇
答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方
涙はそこからやってくる 心のずっと奥の方
社会人になって、仕事の忙しさを理由に、いろいろなものを心の奥に仕舞い込んでしまち。
でも本当に大切なのは、自分の心の中の奥の奥の奥にある根っこの部分なんじゃないの?と問いかけられている気がします。
その奥にあるものが、本当に自分が望んでいたもので、自分が欲しっていたものなんじゃないかなって話。
リンダ リンダ
ドブネズミみたいに 美しくなりたい
写真には映らない 美しさがあるから
の歌詞で始まるノリの良い楽曲です。
やはりこの冒頭の歌詞が心に刺さりますね。外面的な美しさというのは大切ではありますが、それだけではないという当たり前のことを、単純に表現するのではなく、ドブネズミを引き合いに出すことで大きな対比を生み出しています。
つまり、外面の前に内面って重要という話。