アベプラでヴィーガンのイメージを下げた今井レイラさんを残念に思う

投稿者: | 2022-12-24

ABEMA PrimeのYoutube動画「【ヴィーガン】なぜ店舗の前で抗議?動物愛護団体PETAの主張とは」を見ました。

動物権利団体 PETA Asia 今井レイラさんのヴィーガンとしての主張はわかりましたが、私的に残念だなあと思った点が1点ありました。

これはあくまで私自身が感じたことです。

人を見下す態度

12:17あたりで佐々木俊尚さんが牛を電気ショックで屠殺ことで痛みを感じないようにするやり方もあると述べた後、今井レイラさんは何もわかってないなあという感じで笑みを浮かべていました。

主張としては電気ショックの方法は牛が気づいていて嫌がっているということだそうです。

主張は良いのですが、その前の人を馬鹿にしたような笑みは本当に私的にはいただけないなと感じました。

これはたまたま編集で抜かれただけという話もありますが、番組の後半では日本人は民度が低いという発言をしています。

つまり、そもそも今井レイラさんは周囲の人間が愚かだと思っているわけです。

これは知性のある人間のすることはではありませんし、それが本質なのかなと感じてしまいました。

マイルストーンや将来の計画についての話が無い

そのように感じてしまったのには他にも理由があります。

動画の中で市原えつこさんがマイルストーンについて伺ったり、佐々木俊尚さんが貧困層をどうするのか?と質問をしましたが、今井レイラさんは的を得ない回答でした。

一応、みんながヴィーガン食を選べばコストが安くなると述べていましたが、それはかなり先の話ですし、多くの人がヴィーガンになったときに実現できることです。

つまり、どう社会を変革していくかの具体的なプランがまったく無いのです。

そう考えてみると、店舗前で抗議した理由にも納得がいきます。

計画が無いから目先の過激活動に走る

最近海外でも環境活動団が美術館の絵にペンキをかけるといった事件がありましたね。

とても悲しい事件でしたが、店舗前抗議と非常に構造がとても似ています。

社会を変えるための計画がまったく無いため、目先の過激活動に走るという点です。

過激活動をしてしまう理由として承認欲求の強さが挙げられます。

現在ではインターネットを使って、ブログやSNS、Youtubeなど誰でも情報を気軽に発信できる時代になりました。

それらを使い情報発信すれば良いのですが、それだけではなかなか承認欲求は満たされません。だから注目を集め承認欲求を満たそうとしているのだろうなと思います。

前述した他者を見下すというのも、根っこの部分では承認欲求があるわけです。

若い時分はやはり承認欲求を抑えきれないのだろうなと感じます。

私的には今井レイラさんが出たことでヴィーガンのイメージは大きく下がってしまったと感じていて大変残念に思いました。

全世界がヴィーガンになるメリット

私はヴィーガンに対して否定的ではありません。そのような考え方や生き方も容認する社会が良いと思っています。

また全世界の人がヴィーガンになるとメリットとして、Wikipediaの記述を引用すると、

研究によれば、全世界の人口がヴィーガンになると、食品関連の温室効果ガス排出量が70%減少するほか、世界で年間810万人が死亡せずにすみ、年間7000~1000億ドルの社会的負担が減少するという[33]

ヴィーガニズム – Wikipedia

とあります。温室効果ガスについては全世界の問題としてずっと取り上げられていますが、試算であるとは言え70%削減はとても大きいですね。

810万人についてはヴィーガンになったことによって亡くなってしまうケースも増えると思うので頭に留めておく程度かなと思っています。

具体的には海外で赤ちゃんの食事をヴィーガン食にしたことで栄養失調で亡くなってしまう事件がありました。後ほど記述しますが、ヴィーガン食の場合、足りなくなる栄養素があるので、特に子どもたちについてはちゃんと考える必要があります。

また社会的負担も大きく減るというのは大きなメリットですね。

大切なのはメリットとデメリット、数値的なデータであって、お気持ちを表明していては何も伝わらないと思いました。

ヴィーガンになれば健康というのは正確ではない

Wikipediaの情報でありますが、「食生活と健康効果および、栄養失調回避の注意点」という項目がしっかりとあります。

不足しやすい栄養素としては、

肉・魚・卵・乳製品・蜂蜜も摂取しないため、十分に食生活に注意しないと亜鉛、ビタミンA、ビタミンB2とB12、ビタミンD、DHA、カルシウムタンパク質などの栄養不足になりやすい。

ヴィーガニズム – Wikipedia

が挙げられており、その対応策としてサプリメントの摂取が推奨されています。

また、

カナダ小児医師会は、適切な注意を払ってよく計画されたヴィーガンの食事は、胎児、乳児、子供および青年期の成長のすべての段階で健康的なライフスタイルを提供できると結論付けた[26]

ヴィーガニズム – Wikipedia

という記述もあり、注意が必要なことは確かです。

気軽が気持ちでヴィーガン食をはじめてしまうと大きな落とし穴があると言えます。

つまり、正しい情報を得て、正しいヴィーガン食をすることが大切ということです。

単純にヴィーガン食を食べれば健康になれるというのは正しい主張ではありません。

他にも様々な情報がありますので、ヴィーガンに興味を持ったのであればぜひいろいろと調べてみてください。

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