アベプラで、「延命治療】自腹に?なぜ保険診療を?日本人は病院が好きすぎる?国民皆保険って制度が悪い?ひろゆきと考える」という話題がありました。
確かに、今の日本の医療費高騰については、何かしらの対策をしないといけないかなって思います。
延命治療以外でワタシが日々感じているのは検査の多さです。
ある病気になって治療後、半年に一回、血液検査をしなくてはいけません。
再び病気になる可能性は1%も無い病気で、基本自然発生するわけではなく、ウイルスなので、外部から何らかの経緯で感染しないと、病気になりません。
つまり、その1%というのは、そういう経緯で病気になった方で、再発ではありますが、ウイルスが隠れていたわけではないんですよね。
他にも同じような検査っていっぱいあります。
なぜそんなに検査をするのか?
動画の中でも言われていますが、医療がビジネスになってしまっていることが原因です。
検査をすればそれだけ病院にお金が入ってきます。
検査は医師以外がするわけですから、そこにもお金が入るわけです。
そうやってお金を儲けないと病院が維持できないと言われたりしますが、正確に言えば現場は労働時間や労働環境、技術に対しての給与を考えるとそこまで高くなく、上の人たちがお金をたくさん貰うためにやっているというのが現状だと思っています。
これは昔から言われていることですが、ずっとそうやって儲けてきたので、なかなか改善は難しいでしょう。
検査や延命治療を減らすと、現場としては労働時間が減るので労働環境も良くなります。全体の医療費も減ることで、国民もハッピーです。
ただ、病院経営者の方たちの給料は減るでしょう。
その人たちが反対しているわけです。
いつの時代も権力を持つと濫用する人間はいますし、お金を持つとお金の亡者になってしまう人間は存在します。
そこに自浄作用が働けば、医療費の問題は解決できるのですが、解決してしまうと自分たちの権力が弱くなり、収入も減るので、自分たちで変えることはできないだろうなと。
この話題の発端は、SNSの匿名の投稿。現場の医師の方からのようです。
その行動は素晴らしいと思いますが、ワタシ的に悲しいのは、現場が苦しんでいたり、おかしいと思っていたりすることが、言えない職場ってつらいだろうなって思います。
また、その解決方法がSNSでの発信というのも寂しいです。
頭の良い人たちが集まっているはずなのに、自浄作用が働いていないという現実を見ると、人間の能力の限界というのを感じます。
本来はSNSとかじゃなくて、医療業界自体が問題と真剣に向き合って解決できるのが一番だし、そういう問題点を解決するような組織というか、システムが必要なのかなって思いました。