コンサルのデータ分析方法とは「新装版 問題解決のためのデータ分析」Kindle読書

投稿者: | 2020-05-04

本書は、コンサルタントによるデータ分析方法について書かれた本です。いわゆるコンサルに調査依頼をするとこういう分析をしてくれますよという内容になっています。

本書で取り上げている分析のジャンルは、以下の7つです。

  • (1)収益管理
  • (2)売上増加
  • (3)コスト削減
  • (4)在庫の管理
  • (5)新規事業開発
  • (6)ウェブサイトの改善

グラフと表を使って、事例を元に分析方法を紹介していますので、初心者向けの本なのかなって思いました。

スタート地点に立つ前に

初心者向けということもあって、どちらかというとサラッと上澄みだけ掬って紹介している感じになっています。

特に、テーマは問題解決ということで、統計データから問題解決しようとしていますが、実際のビジネスシーンでは数字に出てこない部分に問題があることも多く、問題解決の1つの切り口として考えた方が良さそうです。

これはワタシの経験ですが、コンサルタントに調査を依頼して、うまくビジネスに活かせたことがあまりありません。それが本書にもよく現れています。

大切なのは、問題解決のための原因の究明です。それについては、数値データからわかることもありますが、往々にして会社としての目標や事業の目的といった部分が曖昧になっていることが原因だったりします。あくまで本書は、その根本がしっかりしていた上で、より売上を伸ばしたりするためのデータ分析と考えた方が良さそうです。

いわゆる目的と手段が逆になっているというものです。本書では、それをヒシヒシと感じることができます。

スタートラインに立つ前に、それら根本部分を明確にしておかないといけないなと改めて思いました。会社としての目標や事業の目的を明確にするのであれば、シンプルな5W1Hを使った手法が良いと思います。

それらを明確にした上で、統計データの活用なのかなって思います。

本書でもスターバックスやJALの例が出されていますが、そもそもどちらの会社も、この根本的な部分がしっかりしているからこそ、統計データをうまく活用できているというのが正しいです。根本的な部分を明確にするために統計データを使うという方法もありますが、本書ではそこについては触れていません。あくまでコンサルティングのためのデータ分析のためです。

その点は注意して読んでいかないとデータ分析をすることが仕事になってしまうかなーって思いました。そういう意味ではサラリーマンの方が社内で使う分には良いかもしれません。


本書は、コンサルタントが使っている問題解決の手法と、そのために必要なデータ分析について、豊富な実例を交えて解説する一冊です。

新装版 問題解決のためのデータ分析 Kindle版

著者:齋藤 健太


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