数式が無いのが特徴「文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る」Kindle読書

投稿者: | 2020-04-28

物理が苦手な方って多いと思います。ワタシもあんまり得意じゃないなーって感じです。

苦手意識を強くしているのは、やっぱり数式かなって思います。バーン!って数式出されてもちんぷんかんぷんですよね。本来、数式には意味があって、その意味を知ると、数式も面白いです。感覚的には、漢字の成り立ちとかに近いのですが、なかなか数式の成り立ちについて書いている本に出会えたことはないです。

本書では数式がないのが特徴かなーって思います。それはかなり徹底されていると感じました。というのも、アインシュタインが発表した「E=mc^2」も出てきません。そのぐらい数式を抜きに、物理について書いています。

ですので、誰でも読みやすく、わかりやすい一冊になっています。といっても、量子論はそもそも普段の生活からはかけ離れた概念なので、数式が無くても理解しにくいところはありますが・・・。

著者は高エネルギー加速器研究機構、素粒子原子核研究所・教授の松原隆彦先生ということで、宇宙に関するが多めに書かれているかなって思います。宇宙について、もっと知りたいけど、難しい数式は苦手って方にはおすすめです。

ポジション的には雑誌「ニュートン」を文章だけで表現したような感じかなって思います。


1章 物理学でものの見方が変わる
2章 物理学者の正体
3章 空の上の物理学
4章 私たちは何を見ているのか――光の話――
5章 すべては粒子でできている――素粒子、原子、分子の世界――
6章 時間はいつでも一定か――相対性理論の話――
7章 意識が現実を変える?――量子論の話――

文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

著者:松原隆彦

参考リンク:E=mc2 – Wikipedia


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